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峨山きりしまつつじ 栽培・管理方法


鉢で育てる


置き場所

 通年屋外で管理します。夏は半日陰、その他の時期は十分に日に当たる場所に置きます。冬は雪で枝が折れないような軒下などに移動します。
 雨に当てると花が傷みますので、花を観賞するときは軒下や涼しい室内に置きます。室内で観賞した後は、屋外の半日陰に1週間ほど置き、徐々に日光に当てるようにします。


水やり

春と秋は2日に一度を目安に、また夏場は毎日、暑い日中を避けて朝か夕方に表土が乾いたら葉水を兼ねてたっぷりと行います。花が傷みますので、開花中は花に水がかからないように注意します。

 

植え替え

根鉢を1/3ほどくずして、赤玉土(細粒)、鹿沼土(細粒)、ピートモス、腐葉土を4:2:2:2の割合で混合した用土、または市販の鉢植え培養土と赤玉土(細粒)を3:1に混合した用土で植え付けます。盆栽は鹿沼土(細粒)を赤玉土(細粒)等量混ぜた用土を用います。植え替えは2年に一度が目安です。適期は花後から5月一杯、または9月下旬から10月です。

 

庭で育てる


植え場所

 少なくとも午前中は日が当る場所で、腐食質に富んだ、排水の良い場所が適しています。日陰では、花つきが悪くなります。また、石灰質を嫌いますので、コンクリート枠などの近くや石灰を施した畑は避けたほうが良いでしょう。

 

水やり

 夏場、極端に乾燥する時以外は不要です。やる時は土壌にしみ込むまで十分に与えます。

 

植え付け
 3月下旬から梅雨時期、または9月下旬から10月が適期です。根鉢の2倍の直径、深さの植え穴を掘り、元肥として腐葉土やピートモスを植え土に混合し、根鉢を1/3ほどくずして、植え付けます。ツツジの根は地表近くに張り、空気を好みますので、深植えは禁物です。
  のとキリシマツツジ植え付け

栽培・管理

 

施肥

 5~6月の開花後、9月の充実期に緩効性の化学肥料や固形の油粕を施します。鉢植えでは、5号鉢で大粒の油粕で5~6粒ほどが標準ですが、使用量が明記されているものは、それに従います。
 庭植えの樹高50㎝程度の株には大粒の緩効性の化学肥料30粒ほどを施します。枝の茂ってる部分とほぼ同じ範囲に根が張っていますので、外周部に浅く埋め込みます。

施肥は枝の張っている範囲の外周部の5~6カ所に埋め込む

  のとキリシマツツジ施肥

 

剪定

 ツツジの花芽は前年の夏につくられます。そのため剪定は、開花後なるべく早い時期、6月上旬までに行い、夏までに新しい枝が充分に伸びるようにします。夏以降の剪定はせっかくできた花芽を切ることになります。
 庭植えの若い株では枝数も多く、芽吹きも良いので2~3㎝の深さで刈り込むことができます。また、この時に枯れ枝や重なった枝も基部から剪定し、風通しを良くしましょう。
 鉢植え、特に盆栽仕立てでは、根元から出たひこばえ、長く伸びた徒長枝一カ所から何本も出ているふところ枝は太い枝を1~2本残しては基部から切り取り、樹形を整えます。

ふところ枝は太い1~2本を残して基部から切る

  のとキリシマツツジ施肥


繁殖

 さし木で殖やすことができます。開花後に伸びはじめた新梢は、6~7月には充実して硬くなります。この枝を長さ10㎝ほどで切り取ります。先端の葉2~3枚を残して、30分間水揚げをして、鹿沼土やさし木用土に葉が触れる程度の間隔で差し込みます。さし木をした全体をビニール袋で密閉し、日陰の風の当たらない場所で管理すれば発根し、秋には小苗ができます。

 

病虫害

 5月~6月、梅雨明けのころ、9月上旬など、気温が上昇して乾燥するとハダニやツツジグンバイムシが発生しますので、発生期に殺虫剤を散布します。また、ベニモンアオリンガは新芽や蕾の内部に侵入して、出てきたばかりの新芽が基部から折れたり、ふくらみはじめた蕾を食害しますので、4~6月、9~10月に殺虫剤を散布します。
 病気としては葉に褐色の斑点ができる褐斑病や、葉が黒くなって枯れ落ちる疫病が発生しますので、適宜殺菌剤を散布します。
 病虫害による被害は、日当たりが悪く、風通しの悪い場所で多発します。病虫害は毎年同じ時期に、決まった種類が発生します。被害がひどくなってから対処するのではなく、予防的に早めに防除するのが効果的です。

 

着生コケ

 古くなった枝には、コケ(蘚苔類・地衣類)がつくことがありますが、付着しているだけですのでこれが原因で枯れることはありません。逆にコケが着生した枝は、生育が悪い証ですので、根の周囲の土壌改良などを行って、樹勢を回復させることを心がけます。見た目で気になる場合は、ブラシ等でそぎ落としますが、再び付着することが多いようです。



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